
「沖縄本島から、車のまま渡れる島ってどこ?」「橋を渡るだけで行ける離島があるなら、レンタカーで巡ってみたい」と思ったことはありませんか? 沖縄本島には、橋や海中道路で本島とつながり、自分の運転でそのまま渡れる島がいくつもあります。
この記事では、北部の古宇利島・屋我地島・瀬底島、中部の平安座島・浜比嘉島・宮城島・伊計島、南部の奥武島・瀬長島を取り上げ、橋の名前と行き方、運転するときの注意をまとめました。各島の詳しい見どころは既存の記事にゆずり、ここでは「どの橋でどの島に渡るのか」を一覧できるようにしています。あわせて、フェリーが必要でレンタカーでは渡れない島や、橋の上の駐停車、強風の日の注意も整理しました。
橋で渡れる島を、まず一覧でつかもう
車のまま渡れる島の早見表
本島から橋(または海中道路)で行ける島を、エリア別にまとめました。橋の長さは、各島の既存記事と数字を合わせています。確認できなかった数字は載せていません。
| 北部 | 屋我地島(屋我地大橋・ワルミ大橋)/古宇利島(古宇利大橋、全長約2km)/瀬底島(瀬底大橋、全長762m) |
|---|---|
| 中部(うるま市) | 平安座島(海中道路、全長約4.7km)/浜比嘉島(浜比嘉大橋)/宮城島(平安座島から橋で接続)/伊計島(伊計大橋) |
| 南部 | 奥武島(南城市、奥武橋)/瀬長島(豊見城市、道路で接続) |
| 通行料 | この記事で紹介する橋・海中道路は、いずれも通行無料の一般道です |
カーナビには島の名前だけでなく、観光施設や海岸の名前を入れておくと、橋を渡ったあとも目的地まで迷わず着けます。
那覇空港からの距離と、日帰りで回れる範囲
島の場所によって、那覇空港からの所要時間は大きく変わります。いずれも渋滞がない場合の目安です。
いちばん近いのが南部の瀬長島で、那覇空港から車で15分ほど。奥武島は40〜50分ほどという情報があります。うるま市の海中道路は、高速道路を使って1時間半前後。北部の古宇利島や瀬底島は、那覇から片道2時間ほどかかります。
1日で回るなら、「北部」「うるま市の島々」「南部」のどれか1エリアに絞るのが現実的です。エリアをまたぐと、移動だけで半日以上かかってしまいます。
北部の橋の島:屋我地島・古宇利島・瀬底島
屋我地島:屋我地大橋とワルミ大橋

屋我地島は、古宇利大橋の手前にある島です。名護市側の本島からは屋我地大橋、今帰仁村側の本島からはワルミ大橋で渡ります。古宇利島へ行く人は、この島を通り抜けるルートになるので、実は多くの人がすでに屋我地島を走っています。
屋我地大橋は、1953年に初代が完成し、現在の橋は1993年3月に完成した3代目です。ワルミ大橋は2010年12月に開通した、アーチが特徴の橋で、橋長は315mとされています。どちらも一般の県道の橋で、島内は集落の生活道路が中心です。のんびり走って、静かな海辺の景色を味わう島と考えるとよいでしょう。
| 住所 | 沖縄県名護市(屋我地島) |
|---|---|
| 橋 | 屋我地大橋(名護市側・現橋は1993年完成)/ワルミ大橋(今帰仁村側・2010年12月開通、橋長315m) |
| 駐車場 | 観光向けの大きな駐車場は確認できていません。路上駐車は避け、必要なときは施設の駐車場を利用してください |
| アクセス | 古宇利島へ向かう途中に通る島。詳しくは北部1泊2日の記事をご覧ください |
古宇利島:古宇利大橋を渡る定番の島

屋我地島と古宇利島を結ぶ古宇利大橋は、2005年に開通した全長約2kmの無料の橋です。橋の両側に浅瀬の海が広がり、エメラルドグリーンの色が透けて見えます。島に渡ってすぐ左手には古宇利ビーチがあり、高台の古宇利オーシャンタワーからは橋全体を見渡せます。島は一周しても車で10分ほどの小さな島なので、ビーチとタワーを回るだけでも満足できます。
橋の上は駐停車禁止です。橋を眺めたり写真を撮ったりしたいときは、屋我地島側の南詰展望所の無料駐車場を使いましょう(混雑時は満車になることがあります)。古宇利島のビーチや展望施設の詳しい情報は、北部1泊2日ドライブの記事で紹介しています。
| 住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利(古宇利島) |
|---|---|
| 橋 | 古宇利大橋(全長約2km、2005年開通、通行無料) |
| 駐車場 | 屋我地島側の南詰展望所に無料駐車場あり(混雑時は満車になることも) |
| アクセス | 許田ICから車で約40分が目安 |
瀬底島:瀬底大橋とビーチの島

本部半島の西、美ら海水族館に近い瀬底島へは、本部町側から全長762mの瀬底大橋を渡ります。橋の上からは浅瀬の海と、本島北部の山並みが見えます。島の西側にある瀬底ビーチは、透明度の高い海と白い砂浜が魅力で、沖には伊江島が見えます。
ビーチの駐車場は有料で、普通車1日1,000円です。橋の上では車を停めず、景色を見たいときはビーチの駐車場に入ってからにしましょう。駐車や過ごし方の詳しい情報は、瀬底島と水納島の記事で紹介しています。
| 住所 | 沖縄県国頭郡本部町瀬底5583-1(瀬底ビーチ) |
|---|---|
| 橋 | 瀬底大橋(全長762m) |
| 駐車場 | あり(有料・普通車1日1,000円) |
| アクセス | 許田ICから車で約40分、今帰仁城跡から約20分 |
中部の橋の島:海中道路から平安座島・浜比嘉島・宮城島・伊計島
海中道路と平安座島
うるま市の海中道路は、与勝半島と平安座島を結ぶ全長約4.7kmの無料の道路です。浅瀬に土手を築いて道路を通したもので、左右に海が広がります。道の途中にはパーキングと「海の駅あやはし館」があり、車を停めて景色を眺められます。
渡った先の平安座島は、浜比嘉島・宮城島・伊計島へ分かれていく、島々の入口です。平安座島そのものは通り道になることが多く、ここから先は島ごとに橋でつながっています。詳しいコースや島ごとの見どころは、海中道路で行く離島ドライブの記事にまとめています。
| 住所 | 沖縄県うるま市与那城屋平(与勝半島〜平安座島) |
|---|---|
| 橋 | 海中道路(全長約4.7km、通行無料) |
| 駐車場 | 道の途中にパーキングあり(海の駅あやはし館) |
| アクセス | 那覇空港から高速道路経由で車で約1時間30分(目安) |
浜比嘉島:浜比嘉大橋で渡る祈りの島

平安座島から浜比嘉島へは、全長約1.4kmの浜比嘉大橋を渡ります。橋のたもとには展望台があり、橋と島の景色を眺められます。島には赤瓦屋根の民家と石垣が残る集落があり、琉球の祖神とされるアマミキヨとシネリキヨにゆかりのある島として知られています。
橋の上は駐停車できないので、写真は展望台などの安全な場所で撮ってください。島の中の拝所は、地元の方がいまも祈りを捧げる場所なので、静かにお参りしましょう。
| 住所 | 沖縄県うるま市勝連浜・比嘉 |
|---|---|
| 橋 | 浜比嘉大橋(平安座島〜浜比嘉島、全長約1.4km) |
| 駐車場 | 場所ごとに異なります。現地の案内でご確認ください |
| アクセス | 沖縄北ICから車で約33分 |
宮城島と伊計島:島々のいちばん奥へ
平安座島から橋を渡ると宮城島で、断崖から太平洋を見渡せる果報バンタがあります。宮城島の先、伊計大橋(1982年完成)を渡った伊計島は、沖縄本島から最も離れた島として「イチハナリ」の愛称で知られ、静かなビーチが広がります。
宮城島も伊計島も、集落の道は地元の方の生活道路で、道幅の狭い場所があります。徐行して、路上駐車や私有地への立ち入りは避けましょう。果報バンタの景色は、沖縄の絶景ドライブの記事でも紹介しています。
| 住所 | 沖縄県うるま市与那城宮城2768(果報バンタ・ぬちまーす観光製塩ファクトリー内)/沖縄県うるま市与那城伊計(伊計島) |
|---|---|
| 橋 | 平安座島〜宮城島は橋で接続/宮城島〜伊計島は伊計大橋(1982年完成) |
| 駐車場 | 施設・ビーチごとに異なります。公式の案内でご確認ください |
| アクセス | 伊計島は沖縄北ICから車で約50分(約27km) |
南部の橋の島:奥武島と瀬長島
奥武島(南城市):奥武橋で渡る小さな島
南城市の奥武島は、奥武橋で本島とつながっていて、車でも歩いても行けます。島の周囲は1.6〜1.7kmほどの小さな島で、南部のニライカナイ橋や知念岬公園のドライブと組み合わせやすい場所にあります。
島の中は道が狭く、住宅も近いので、生活道路での路上駐車は避けてください。駐車場の場所や台数は、南城市観光協会などの公式情報で確認してから行くと安心です。休日は混み合うことがあるので、時間に余裕を持って訪れましょう。ニライカナイ橋を含む南部のコースは、南部半日ドライブの記事で紹介しています。
| 住所 | 沖縄県南城市玉城奥武 |
|---|---|
| 橋 | 奥武橋 |
| 駐車場 | 無料の駐車場があるとの情報がありますが、場所・台数は公式でご確認ください |
| アクセス | 那覇空港から車で40〜50分ほど(情報源により差があります) |
瀬長島:空港のすぐ南、いちばん行きやすい島

瀬長島は、那覇空港の南にある周囲約1.5kmの小さな島で、豊見城市と道路で結ばれています。車で行ける島のなかでは那覇空港からいちばん近く、飛行機の離着陸や夕日を楽しめます。豊見城市の公式ページによると、島内の駐車場は693台まで無料です。
空港から近いので、到着日の夕方や、返却前の時間つなぎにも使いやすい島です。詳しい様子は沖縄の絶景ドライブの記事をご覧ください。
| 住所 | 沖縄県豊見城市瀬長174番地6(瀬長島ウミカジテラス) |
|---|---|
| 橋 | 道路で本島(豊見城市)と接続 |
| 駐車場 | あり(693台まで無料) |
| アクセス | 那覇空港から車で約15分 |
フェリーが必要な島は、レンタカーでは渡れません
水納島は船で渡る島
橋のない島は、フェリーや高速船で渡ります。本部町の水納島がその代表で、渡久地港から高速旅客船で約15分です。旅客船なので、車は渡久地港に置いて歩いて乗船する計画になります。水納島のようにフェリーで渡る島へは、レンタカーのまま渡れないものと考えて計画しましょう。
運航ダイヤや車の置き場所、欠航のときの考え方は、瀬底島と水納島の記事にまとめています。
慶良間・久高島などのほかの島
慶良間諸島や久高島、津堅島、伊江島なども、橋はなく、船で渡る島です。橋で渡れる島とは別に考え、港の駐車場に車を置いて船に乗る計画にしましょう。車を載せて渡れる航路があっても、レンタカーを島へ持ち込めるかどうかは、レンタカー会社の規約によります。予約の前に、必ず確認してください。
橋で渡れる島は、日帰りでも組み合わせやすいのが魅力です。船の島は、便数と欠航を見込んで、別の日に余裕のある計画を立てるのがおすすめです。
橋を運転するときの注意
橋の上は駐停車禁止
橋の上は、景色がよくても停まらないのが基本です。橋の上は駐停車禁止なので、写真は橋の手前や島側の駐車場、展望所に車を停めてから撮りましょう。古宇利大橋は屋我地島側の南詰展望所、海中道路は途中のパーキングが使えます。
運転する人は景色に気を取られがちです。橋の上では速度を控えめにし、前の車との車間距離をしっかり取りましょう。同乗者に景色を楽しんでもらい、運転する人は前を見る、と役割を決めておくと安全です。
強風・台風のとき
橋や海中道路は、海の上にあるため、風を遮るものがほとんどありません。ワゴン車やミニバンなど背の高い車は、横風でハンドルを取られることがあります。台風や強風のときは、橋や海中道路が通行止めになることがあるので、出発前に天気予報と道路情報を確認し、無理はしないでください。
台風が近づくときの予約のご相談は、台風時の対応のページをご覧ください。
島の集落での運転と駐車
橋を渡った先の島は、観光地である前に、人が暮らす場所です。集落の道は狭く、対向車とのすれ違いが難しい場所もあります。玄関先や畑の前、私有地には車を停めず、案内されている駐車場に停めることを徹底しましょう。ごみは必ず持ち帰ってください。
道幅に自信がない方は、車幅の小さいコンパクトカーを選ぶと運転しやすくなります。
レンタカーで橋の島をめぐるプラン
エリア別の組み合わせ例
ここまでの島を、1日に無理なく回れる組み合わせにまとめました。
| 北部の日 | 屋我地島を通って古宇利島へ。余裕があれば瀬底島も(1泊2日にすると楽です) |
|---|---|
| うるま市の日 | 海中道路 → 平安座島 → 浜比嘉島 → 宮城島(果報バンタ) → 時間があれば伊計島 |
| 南部の日 | 奥武島とニライカナイ橋・知念岬公園。到着日や返却日には瀬長島 |
北部は那覇から片道2時間ほどかかるため、古宇利島と美ら海水族館を日帰りで回ると、運転だけで4時間ほどかかります。余裕を持つなら、北部1泊2日ドライブの記事を参考にしてください。
給油と返却の時間
島の中には、ガソリンスタンドが少ない場所もあります。橋を渡る前の本島側で、給油を済ませておくと安心です。
UMUIレンタカーの那覇空港店は、空港から無料送迎があり、営業時間は8:00〜20:00で年中無休です。おもろまち店は9:00〜18:00の営業です。返却は各店舗のみで、那覇空港店で返却したあとは、空港まで無料送迎でお送りします。帰りの飛行機がある日は、返却と送迎の時間も含めて、早めに戻る計画にしましょう。
橋を渡るだけで、本島とは違う、ゆったりした時間が流れる島に出会えます。レンタカーなら、天気と風を見ながら、行き先を自分のペースで選べます。UMUIレンタカーでは、那覇空港から無料送迎で店舗へご案内しています。オンラインチェックインを事前に済ませておくと、店頭での手続きもスムーズです。橋の島めぐりの足に、ぜひご利用ください。
※記事内の営業時間・料金などの情報は2026年10月時点のものです。変更されることがあるため、お出かけ前に各施設・自治体の公式サイトでご確認ください。所要時間は渋滞がない場合の目安です。橋の長さなどは資料によって表記が異なることがあるため、確認できなかった数字は載せていません。
写真出典:Wikimedia Commons(CC BY 3.0/CC BY-SA 3.0/CC BY-SA 4.0)。撮影者は各写真のキャプションに記載しています。



