
美ら海水族館の少し手前、本部半島の海は「橋で渡れる島」と「船で渡る島」の両方を楽しめます。「瀬底島と水納島、どちらに行こう」「フェリーに乗っている間、レンタカーはどこに置くの」「海が荒れて船が出なかったらどうなる」と迷っていませんか?
この記事では、瀬底大橋で行ける瀬底島と、渡久地港からフェリーで渡る水納島をまとめて紹介します。運航時刻・所要時間といった公式の案内で確かめられた情報に加え、車の置き場所、欠航(天候)時の考え方、レンタカーの返却時間との兼ね合いを、運転する人の目線で整理しました。
瀬底島と水納島、まずは全体像をつかもう
橋で渡る瀬底島、船で渡る水納島
瀬底島は、本部町の本島側と瀬底大橋(全長762m)でつながっているため、車でそのまま渡れます。島の西側には瀬底ビーチが広がり、レンタカーなら思い立ったときに立ち寄れる気軽さが魅力です。瀬底島の概要は、北部1泊2日ドライブの記事でも紹介しています。
いっぽう水納島は、本部町の渡久地港から高速旅客船「ニューウイングみんな」で約15分。船の時刻に合わせて動く必要があるぶん、日常から離れた離島の時間を味わえます。同じ本部半島の海でも、旅のスタイルがまったく違う2か所です。
モデルスケジュール(日帰りの目安)
水納島を入れる日は、フェリーの時刻が1日の軸になります。那覇から渡久地港までは車で約2時間かかるため、那覇空港でレンタカーを借りて当日出発する場合は、午前に瀬底島、午後に水納島という流れが組みやすくなります。以下は2026年10月時点の「9月21日〜10月31日」のダイヤをもとにした一例で、あくまで目安です。
| 8:30 | 那覇空港店を出発 → 沖縄自動車道で許田ICへ(約2時間で渡久地港周辺) |
|---|---|
| 10:30 | 渡久地港周辺に到着。駐車場所と乗船券の購入方法を確認 |
| 10:45 | 瀬底大橋を渡って瀬底島へ。瀬底ビーチを散策(1時間〜1時間半) |
| 12:30 | 渡久地港へ戻り、昼食・乗船準備 |
| 13:00 | 渡久地港発のフェリーで水納島へ(約15分) |
| 16:30 | 水納島発の最終便で渡久地港へ(16:45ごろ到着) |
| 19:00ごろ | 国道・高速道路で那覇方面へ。給油のうえ返却 |
北部に前泊している場合は、10:00発のフェリーで水納島へ渡り、13:30発の便で戻って午後に瀬底島へ向かう逆パターンもおすすめです。どちらの場合も、帰りの運転時間と給油を見込んで、水納島から戻る時間を早めに決めておきましょう。
出発前に決めておきたい3つのこと
1つめは、渡る日のフェリーのダイヤです。フェリーは時期によって便数が大きく変わるため、旅行日が決まったら、その日のダイヤを先に確認してください。2つめは、レンタカーの返却時刻です。最終便で戻った場合、那覇までの帰り道にも時間がかかります。3つめは、天候による欠航の可能性です。詳しくは「欠航(天候)時の考え方」の章で触れますが、予備日や代わりのプランを用意しておくと安心です。
瀬底島:車で渡れる、本部半島のすぐそばの島
瀬底大橋を渡る

瀬底大橋は本部町の本島側と瀬底島を結ぶ橋で、全長は762m。橋の上から見えるのは、青緑色にグラデーションを描く浅瀬と、遠くに連なる本島北部の山並みです。運転する人にとってはあっという間の距離ですが、同乗者は景色を楽しめます。
橋の途中は車を停めるための場所ではないので、景色を眺めたり写真を撮ったりしたいときは、橋の近くの安全な場所で車を停めましょう。地元の方の生活道路でもあります。

瀬底ビーチ

瀬底島の西側にある瀬底ビーチは、白い砂浜と透明度の高い海が魅力で、沖には伊江島の姿が見えます。波打ち際を歩くだけでも気持ちのいい場所で、海の家やマリンスポーツの受付もあるので、泳がない日でもひと休みしやすい環境です。
遊泳期間はおおむね3月中旬〜11月下旬(予定)とされていますが、年や海の状況によって変わることがあります。秋に訪れる場合は、遊泳できるかどうかと、ビーチ内の施設の営業状況を、事前に確認しておくと安心です。
| 住所 | 沖縄県国頭郡本部町瀬底5583-1 |
|---|---|
| 遊泳期間 | 3月中旬〜11月下旬(予定)。時間帯などの詳細は現地・公式の案内で確認 |
| 駐車場 | あり(有料・普通車1日1,000円) |
| アクセス | 許田ICから車で約40分、今帰仁城跡から約20分 |
瀬底島での駐車と過ごし方
瀬底ビーチの駐車場は有料(普通車1日1,000円)です。出入りの扱いなど細かな条件は現地の案内で確認し、水納島とあわせて回る日は、駐車料金も予算に入れておきましょう。
水納島とセットにする日は、瀬底島の滞在を1〜1時間半ほどにして、午前のうちに切り上げるのが現実的です。海に入る予定がなければ、駐車場から徒歩で浜辺を散策するだけでも、島の雰囲気を十分味わえます。
渡久地港から水納島へ:フェリーの基本
乗り場とフェリーの基本情報

水納島へのフェリーは、本部町の渡久地港から出ています。沖縄自動車道の許田ICで降りて美ら海水族館の方向へ進むと、水族館の手前に渡久地港があります。那覇空港から渡久地港までは車で約2時間です。
船は水納海運の高速旅客船「ニューウイングみんな」で、渡久地港から水納島までは約15分。旅客船なので、車は渡久地港に置いて船に乗ることになります。乗船は出港の10分前までに済ませる必要があるため、時間に余裕を持って港に着いておきましょう。
| 乗り場 | 渡久地港(沖縄県国頭郡本部町渡久地) |
|---|---|
| 運航会社 | 水納海運(問い合わせ:0980-47-5179) |
| 船 | 高速旅客船「ニューウイングみんな」 |
| 所要時間 | 約15分 |
| 乗船 | 出港10分前までに乗船。乗船券の事前予約はできないとの案内あり |
| アクセス | 那覇空港から車で約2時間(高速道路利用) |
運航ダイヤ(時期別の目安)
フェリーのダイヤは時期ごとに変わります。以下は、複数の掲載元で内容が一致していた渡久地港発の時刻です。水納島発は、いずれの時期も渡久地港発の30分後です。
| 4月1日〜6月30日 | 9:00/10:00/13:00/16:00 |
|---|---|
| 7月1日〜7月19日 | 9:00/10:00/11:00/13:00/15:00/16:00 |
| 7月20日〜8月31日 | 8:30/9:30/10:30/11:30/13:00/14:00/15:00/16:00 |
| 9月1日〜9月20日 | 9:00/10:00/11:00/13:00/15:00/16:00 |
| 9月21日〜10月31日 | 9:00/10:00/13:00/16:00 |
| 11月1日〜3月31日 | 9:00/13:00/16:00 |
たとえば秋(9月21日〜10月31日)の最終便は、水納島発16:30。島で過ごせる時間は、10:00発に乗れば13:30発の便まで約3時間、16:30発の最終便まで約6時間。13:00発に乗ると最終便まで約3時間です。便数が少ない時期ほど、島での滞在時間は選びにくくなります。ダイヤが変わることもあるので、最新の時刻は必ず水納海運に確認してください。
料金について
水納島行きの運賃は、掲載元によって金額の記載が一致していないため、この記事では金額を書きません。乗船券は当日の購入となり、購入場所は現地の案内で確認する形になるため、事前に水納海運(0980-47-5179)へ問い合わせて、その日の運賃を確認しておくと安心です。
水納島での過ごし方
島の海と砂浜

水納島の魅力は、船で15分渡るだけで出会える、白い砂浜と澄んだ海です。波打ち際の水の色が、岸から沖にかけて少しずつ濃くなっていく様子は、本島とは少し違う雰囲気があります。海を楽しみたい人に向いた島です。
島での遊泳や、島内の施設(シャワー・更衣室・飲食など)の営業状況は、時期によって異なる可能性があります。特に海水浴シーズン以外は、島に渡る前に、運航会社や島の事業者へ問い合わせておくと確実です。
島を歩く

水納島は、島の中を車で移動するというより、港から歩いて海へ出る島です。写真のように、石畳の道の先に海が見える場所もあります。レンタカーは本島の駐車場に置いて渡るので、島では歩きやすい靴やビーチサンダルが活躍します。
日差しをさえぎる場所が少ない時間帯もあるため、帽子や日焼け止め、飲み物は多めに持っていくと安心です。
島に渡るときの持ち物と心構え
水納島では、本島のように「困ったらコンビニ」というわけにはいきません。タオル・着替え・日焼け止め・飲み物・軽食は、渡久地港で余裕をもって準備しておきましょう。また、帰りの便の時刻は、島に着いたらまず確認し、時計やスマートフォンに時刻を入れておくと、うっかり乗り遅れるのを防げます。
帰りの最終便に乗り遅れると、その日は島から戻れなくなる可能性があります。余裕を持って港へ向かい、最終便より1本早い便で戻るくらいの気持ちで動くと安心です。
フェリー利用時の車の置き場所とレンタカー返却
渡久地港の駐車場
渡久地港には、フェリー利用者が車を置ける駐車場があり、無料で約100台分とする案内が複数見つかります。ただし、公式な運営時間・台数・利用条件までは確認できていません。特に、最終便で戻る日は、駐車場の利用できる時間帯が遅い時間まで続くかどうかを、事前に問い合わせておくと確実です。
時間に余裕を持って到着し、駐車場所と乗船券の購入場所を確認してから、船に乗りましょう。なお、駐車場に停める間は、貴重品を車内に残さないようにしてください。
| 場所 | 渡久地港の駐車場(沖縄県国頭郡本部町渡久地) |
|---|---|
| 料金 | 無料との案内が多い(公式での確認をおすすめします) |
| 台数 | 約100台とする案内あり(公式での確認をおすすめします) |
| 問い合わせ | 水納海運 0980-47-5179 |
最終便から逆算するレンタカーの返却時間
水納島を入れる日に気をつけたいのが、返却時刻です。たとえば秋のダイヤで最終便(水納島16:30発)に乗ると、渡久地港へ着くのは16:45ごろ。そこから那覇まで約2時間かかるため、最終便の到着後に那覇まで約2時間かかる点を計算に入れておく必要があります。
UMUIレンタカーの那覇空港店は8:00〜20:00(年中無休)、おもろまち店は9:00〜18:00です。返却は各店舗のみで、那覇空港店で返却したあとは空港まで無料送迎があります。最終便で戻る日は、給油や渋滞の時間も含めると、おもろまち店への返却は営業時間内に収まりにくい目安になります。那覇空港店返却の場合でも、飛行機の時刻から逆算して、無理のない計画にしておきましょう。
返却時刻や延長の扱いは、予約内容や貸渡約款によって変わります。不安なときは、出発前に店舗へ相談してください。
北部での給油
市街地を離れた北部は、ガソリンスタンドが少なくなります。那覇へ戻る前に、名護市街など店の多いエリアで給油しておくと、残量を気にせずに運転できます。返却前のレンタカーでガソリンスタンドが混み合う時間帯もあるので、給油を含めた時間配分で動くのがおすすめです。ほかの給油や返却のコツは、北部1泊2日ドライブの記事にもまとめています。
欠航(天候)時の考え方
欠航になりやすいのはどんなとき
離島へ渡る船は、一般に強風や高波など海の状況によって運航が見合わされることがあります。特に台風の接近時や、冬場の北風が強い日は、運航に影響が出る可能性があります。欠航の判断基準や、当日の運航状況を知る方法は、運航会社が案内している内容を確認してください。
陸(本島)の天気がよくても、海が荒れて船が出ないことがあります。逆に、少し雨が降っている程度なら、船は動いている場合もあります。「雨だからやめる」と決めつけず、運航状況を確認してから判断するのがおすすめです。
前日と当日の確認の流れ
水納島に渡る予定がある日は、前日の夕方と、出発前の2回、運航状況を確認しておくと安心です。水納海運(0980-47-5179)へ電話で運航状況を確認してから、那覇を出発しましょう。那覇から渡久地港まで約2時間かかるため、現地に着いてから欠航だと分かると、時間のロスが大きくなります。
台風が近づいているときは、UMUIレンタカーも安全を最優先に対応します。台風の影響で予定が変更になる場合、予約のキャンセル料金は発生しません(連絡なしのキャンセルは無断キャンセル料金の対象)。取り扱いの詳細は台風時の対応をご覧ください。
欠航した日の代わりのプラン
船が欠航になった場合は、本島側の本部半島で過ごす計画に切り替えましょう。瀬底島の瀬底ビーチのほか、美ら海水族館や備瀬のフクギ並木など、本部町には海が荒れた日でも楽しめる場所がたくさんあります。水族館の駐車場や混雑のコツは美ら海水族館の駐車場・混雑対策の記事が参考になります。
雨が強い日は、屋内で過ごせる場所もあります。雨の日の沖縄の屋内スポットの記事もあわせてご覧ください。
瀬底島と水納島のよくある質問
レンタカーごとフェリーで水納島へ渡れますか?
水納島行きは高速旅客船で、車を載せて渡ることを前提にした案内は見つかりませんでした。車は渡久地港の駐車場に置いて、歩いて乗船する形で計画しておくのが安心です。
瀬底島と水納島は同じ日に両方行けますか?
行けますが、時間にはあまり余裕がありません。那覇から当日出発する場合は、午前に瀬底島、午後のフェリーで水納島、という流れが現実的です。時間に余裕を持ちたい方は、本部町や名護市に前泊して、朝のフェリーに乗るプランも検討してみてください。
天気が心配です。いつ判断すればいいですか?
前日の夕方に一度、当日の出発前にもう一度、運航会社に確認するのが目安です。台風の接近が予想されるときは、UMUIレンタカーの予約について、早めにご相談ください。
本部半島の海は、車で橋を渡る瀬底島と、船で渡る水納島と、同じエリアでもまったく違う表情を見せてくれます。フェリーの時刻、車の置き場所、返却時間の3つを押さえておけば、離島の日帰りも安心です。UMUIレンタカーでは、那覇空港から無料送迎で店舗へご案内しています。本部半島の海めぐりの足に、ぜひご利用ください。
※記事内の営業時間・料金・運航ダイヤなどの情報は2026年10月時点のものです。変更されることがあるため、お出かけ前に各施設・運航会社の公式サイトや窓口でご確認ください。所要時間は渋滞がない場合の目安です。フェリーの運賃は、掲載元によって金額が一致しなかったため記載していません。
写真出典:Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。撮影者は各写真のキャプションに記載しています。



