
「沖縄で夕日を見たいけれど、どこで、何時ごろに着けばいいの?」と迷っていませんか? 西向きの海が続く恩納村から読谷村にかけての西海岸は、国道58号を走るだけで海が見える、夕日ドライブにぴったりのエリアです。ただし、日の入りの時刻は季節によって大きく変わり、景勝地の見学時間にも決まりがあります。到着が遅れて「日没に間に合わなかった」ということも起こりがちです。
この記事では、読谷村の残波岬から恩納村の真栄田岬、おんなの駅、そして夕日の名所・万座毛へと国道58号を北上する半日コースを、季節ごとの日の入り時刻の目安、夕方の渋滞、暗くなってからの運転の注意、那覇へ戻る高速道路の使い方まで、運転する人の目線でまとめました。
夕日ドライブの全体像をつかもう
国道58号を北上する「残波岬から万座毛」コース

コースの考え方はシンプルです。昼すぎに那覇を出て、国道58号を北へ進みながら、読谷村の残波岬、恩納村の真栄田岬、おんなの駅と少しずつ立ち寄り、日の入りの時間帯にいちばん景色のよい万座毛に着くように動きます。北へ向かう西海岸の道は海が左手(西側)に見え、日が傾いていく様子を眺めながら走れるので、移動中も空の色の変化を楽しめます。
ポイントは「夕日の場所を最後に置く」ことです。夕日の名所を先に見てしまうと、残りの立ち寄り先が暗い時間になってしまいます。逆に、昼間のうちに残波岬や真栄田岬を回っておけば、万座毛では焦らず日没を待てます。
季節ごとの日の入り時刻の目安
夕日ドライブは、日の入り時刻から逆算して計画するのがコツです。沖縄は本州より日の入りが遅く、季節による差も大きいのが特徴です。下の表は、国立天文台「各地のこよみ」の那覇(沖縄県)の2026年の値から、各月1日の日の入り時刻を抜き出したものです。日の入りは月の中でも10分前後動き、恩納村や読谷村は那覇と場所が少し違うため、実際の時刻とは数分ずれることがあります。あくまで目安として使ってください。
| 1月1日 | 17:49 |
|---|---|
| 2月1日 | 18:12 |
| 3月1日 | 18:31 |
| 4月1日 | 18:46 |
| 5月1日 | 19:01 |
| 6月1日 | 19:17 |
| 7月1日 | 19:26 |
| 8月1日 | 19:16 |
| 9月1日 | 18:49 |
| 10月1日 | 18:16 |
| 11月1日 | 17:48 |
| 12月1日 | 17:37 |
出入りの時刻は、太陽の上辺が地平線に一致する時刻です。夏は19時を過ぎても明るく、冬は17時台で日が沈みます。いちばん日の入りが早い12月でも17時40分前後、遅い7月上旬は19時半近くと、約1時間50分もの差があります。出発時刻は、旅行する月の日の入りを国立天文台のサイトで確認して決めましょう。
日の入りから逆算した時間割の例
日の入りが18時30分前後の日(3月初め〜中旬や9月中旬ごろ)を例に、那覇空港店を出発する半日コースの時間割を組むとこうなります。時刻は渋滞がない場合の目安で、立ち寄り先を減らしたり、出発を早めたりして調整してください。
| 12:30 | UMUIレンタカー那覇空港店を出発 → 国道58号を北上 |
|---|---|
| 14:00ごろ | 読谷村・残波岬(散策30〜60分) |
| 15:30ごろ | 恩納村・真栄田岬(展望台や岬の景色) |
| 16:30ごろ | おんなの駅で休憩・おみやげ探し |
| 17:15ごろ | 万座毛に到着(日の入りの約1時間15分前) |
| 18:30ごろ | 日の入り。余韻を楽しんだら早めに出発 |
移動時間は、国道58号の混み具合で大きく変わります。特に夕方は北谷・読谷あたりまで混みやすいので、余裕を見て早めの出発をおすすめします。
午後のはじまり:読谷村・残波岬
残波岬公園

読谷村の北西端に突き出た残波岬は、琉球石灰岩の断崖が続く沖縄本島でも有数の景勝地です。公園は散策自由で、入園料はかかりません。風が強い日や波が高い日は、断崖に近づきすぎないようにしてください。
ここは夕日の時間よりも、明るい午後に立ち寄るほうが安心です。断崖の上は遮るものがなく、海の青さをいちばん楽しめる時間帯は日差しのある昼間。万座毛での日没に間に合うよう、滞在は30〜60分ほどにとどめましょう。
| 住所 | 沖縄県中頭郡読谷村宇座 |
|---|---|
| 見学 | 散策自由(入園料なし) |
| 駐車場 | 無料駐車場あり |
| 問い合わせ | 読谷村観光協会 098-958-6494 |
| アクセス | 那覇市内から国道58号経由で約1時間〜(渋滞により変動) |
残波岬灯台(のぼれる灯台)

公園内にある残波岬灯台は、内部の階段をのぼって頂上から景色を眺められる「のぼれる灯台」です。読谷村の公式案内によると、2026年3月1日から参観時間が変わりました。午前は通年9:30〜12:00、午後は3〜9月の土日等が13:00〜17:30、平日が13:00〜16:30、10〜2月が13:00〜16:30です。入場は午前・午後とも終了時刻の20分前までです。
ここで注意したいのは、参観時間が日没前に終わることです。どの季節でも灯台の上から日の入りは見られません。灯台は昼の時間帯に立ち寄り、夕日は万座毛で楽しむ、と役割を分けましょう。参観料などの詳細は、お出かけ前に読谷村の公式サイトでご確認ください。
| 参観時間 | 午前9:30〜12:00(通年)/午後13:00〜16:30(10〜2月)、3〜9月は土日等17:30・平日16:30まで/入場は終了20分前まで(2026年3月1日改定) |
|---|---|
| 参観料 | 読谷村公式サイトでご確認ください |
| 駐車場 | 残波岬公園の駐車場を利用 |
恩納村の入口:真栄田岬とおんなの駅
真栄田岬

真栄田岬は、サンゴ礁の台地に琉球石灰岩が隆起した険しい海岸で、岬の先端には丸い岩がそびえ、その下にコバルトブルーの海が広がっています。ダイビングやシュノーケリングのスポット「青の洞窟」としても知られ、週末は多くの人でにぎわいます。泳がなくても、展望台からきれいな海を眺められるので、ドライブの立ち寄りに向いています。
恩納村の公式案内では、海での遊泳は自己責任で十分に注意すること、シュノーケリングの際は必ずライフジャケットか浮力帯を着けることが呼びかけられています。夕方は光が弱くなり、海に入るには向かない時間帯です。この記事のコースでは、景色を眺めるだけにとどめましょう。
駐車場は有料です。人気スポットのため、週末や連休は満車になり、周辺の道路まで混雑することが、恩納村の報告書でも課題として挙げられています。路上に車を停めたり、道の途中で長く待ったりしないようにしてください。
| 住所 | 沖縄県国頭郡恩納村字真栄田469-1(真栄田岬周辺活性化施設) |
|---|---|
| 利用時間・料金 | 駐車場は有料。時間・料金は管理事務所でご確認ください(株式会社まえだ 098-982-5339) |
| 駐車場 | あり(有料) |
| アクセス | 残波岬から国道58号経由で車で約30分(目安) |
おんなの駅 なかゆくい市場
国道58号沿いの恩納村仲泊にある産直市場・道の駅で、地元の島野菜やフルーツ、工芸品、お菓子などが並びます。セルフ式の軽食店も入っているので、夕日の前にひと息つくのにちょうどいい場所です。おみやげはここで先に選んでおくと、万座毛では景色に集中できます。
営業時間や定休日は店舗や時期によって異なります。「閉まっていた」とならないよう、お出かけ前に確認してください。
| 住所 | 沖縄県国頭郡恩納村字仲泊1656-9 |
|---|---|
| 営業時間 | 店舗・時期により異なります(公式情報でご確認ください) |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | 真栄田岬から国道58号を北へ車で約10分(目安)、万座毛まではさらに約10分(目安) |
国道58号の途中で立ち寄るときのコツ
西海岸には、海が見える路肩やちょっとした空き地がたくさんありますが、国道58号の路肩に停めて写真を撮るのは危険です。後続車から見えにくく、追突や接触の原因になります。景色を眺めたいときは、必ず駐車場のある施設に入りましょう。ナビで次の立ち寄り先を先に設定しておくと、「ここで停まれるかな」と道端で迷わずに済みます。
夕日のクライマックス:万座毛
万座毛の見どころ

万座毛は、琉球石灰岩の断崖が海へ突き出した景勝地で、崖の先端が象の鼻のような形をしていることで知られています。断崖の上は芝生の台地になっていて、遊歩道を一周しても20〜30分ほど。西に開けた海に向かって立てるので、夕日の名所としても有名です。入口には展望デッキやショップ、飲食店のある万座毛周辺活性化施設があり、休憩もしやすくなっています。
| 住所 | 沖縄県国頭郡恩納村字恩納2767 |
|---|---|
| 開園時間 | 8:00〜20:00(3〜10月)、8:00〜19:00(11〜2月) |
| 定休日 | なし(台風など荒天時は閉館の場合あり) |
| 観覧料 | 100円(大人・小人同額、小学生未満無料) |
| 駐車場 | 無料(第一駐車場:乗用車97台・バス13台、第二駐車場:乗用車218台) |
| 問い合わせ | 万座毛株式会社 098-966-8080 |
| アクセス | 那覇空港から車で約1時間〜1時間15分 |
開園時間と観覧料は、運営する万座毛株式会社の公式サイトの表記です。ネット上の旅行サイトには別の時間が載っていることもあるので、最終的には公式サイトか電話で確認すると安心です。
夕日を見る時間と歩き方
公式サイトには、「万座毛の見学は日没までとなります」と明記されています。開園時間が20時までの季節でも、遊歩道を歩けるのは日が沈むまでです。「日没の瞬間まで見られる」ことを前提にせず、日没の30〜60分前には着いて、先に遊歩道を歩いておくのがおすすめです。
空の色は、日が沈む少し前から日没後しばらくの間にゆっくり変わっていきます。水平線に雲がかかっていると、太陽が見える時間は予定より短くなることもあります。晴れの日でも、日の入りの少し前に太陽が雲に隠れることがあるため、早めに到着しておくと余裕が生まれます。
断崖の上は風が強いことがあり、足元の芝や岩は夕方に暗くなると見えにくくなります。柵の外には出ないようにしましょう。
夕方の駐車場と動き方
万座毛の駐車場は無料で、乗用車は第一・第二を合わせて300台以上分あります。それでも、夕日の時間帯や連休は混み合うことがあります。駐車場に入るまでに待つことも想定して、日没の1時間以上前に着くと安心です。
帰りは、日没のあとに一斉に出発する車で出口付近が混み合います。日没後すぐに出発するか、余韻を楽しんで少し時間をおいてから出るかを、帰りの予定に合わせて決めておきましょう。
夕方の国道58号と帰り道の運転
夕方の渋滞と混雑
国道58号は、沖縄本島の西海岸を南北に貫く主要な道路で、夕方は那覇方面へ戻る車で混み合います。特に、那覇市内や、北谷町・嘉手納町・読谷村あたりは、仕事帰りの車や観光の車が重なりやすい区間です。夕日を見終わってから58号をそのまま南下すると、思いのほか時間がかかることがあります。
那覇市内には、時間帯によってバスが優先して走る車線(バスレーン)があります。標識や路面の表示をよく確認して、うっかり入らないようにしましょう。
暗くなってからの運転の注意
夕日を見たあとの帰り道は、すぐに暗くなります。次のような点に気をつけましょう。
- 早めにライトを点ける:薄暗くなる時間帯は、車が見えにくくなります。オートライトでも、手動でスモールランプを点けておくと安全です。
- 西日・逆光に注意:夕方は太陽が低く、道の向きやカーブによって正面や横から強く差し込みます。サングラスやサンバイザーを車内に用意しておきましょう。
- 歩行者・自転車の飛び出し:観光地周辺は、夕日を見に来た人や、暗い服で歩く人がいます。街灯の少ない区間ではスピードを控えめにしてください。
- 慣れない道は無理をしない:疲れてきたら、おんなの駅など明るい場所で休憩をとりましょう。
運転は交代しながら、日没後は一息つく時間もとっておくと安心です。
那覇へ戻る高速道路(石川IC・屋嘉IC)
夕方の国道58号の混雑を避けたいときは、沖縄自動車道に乗って那覇へ戻る方法があります。恩納村から沖縄自動車道に乗るときは、石川ICまたは屋嘉ICが近道です。万座毛に着く前に、帰りに使うICをナビに登録しておくと、日没後の慣れない道でも迷いにくくなります。
那覇IC〜許田ICの全線で、普通車の通行料金はETC利用で1,040円、現金で1,610円(2026年10月時点)です。石川ICや屋嘉ICから那覇ICまでは、それより短い区間なので、料金は下がります。具体的な金額は、NEXCO西日本の料金案内でご確認ください。沖縄自動車道のETC割引は、2027年3月31日までの予定です。
工事による車線規制が行われることもあるため、出発前にNEXCO西日本の道路情報も確認しましょう。
| ルート | 万座毛 → 石川ICまたは屋嘉IC → 沖縄自動車道 → 那覇IC |
|---|---|
| 所要時間 | 万座毛から那覇空港まで約1時間〜1時間15分(渋滞がない場合) |
| 通行料金 | ETCの割引対象。具体的な金額はNEXCO西日本でご確認ください |
返却時間から考える夕日ドライブ
那覇空港店は20時まで
レンタカーを同じ日に返すなら、返却時間にも気をつけましょう。UMUIレンタカー那覇空港店の営業時間は8:00〜20:00(年中無休)、おもろまち店は9:00〜18:00です。返却は各店舗のみで、那覇空港店で返却したあとは、空港まで無料送迎バスでお送りします。
万座毛から那覇空港までは、渋滞がなくても約1時間〜1時間15分かかります。たとえば日没が18時30分なら、18時40分ごろに万座毛を出ても、那覇空港店への到着は20時前後になり、かなりぎりぎりです。給油の時間も必要です。
季節による「同日返却」の考え方
日の入りが19時を過ぎる5〜8月は、日没まで見てから出発すると、那覇空港店の営業時間内に返すのが難しくなります。そのため、この季節は次のような計画がおすすめです。
- 恩納村周辺に宿泊して、レンタカーは翌日に返却する。
- 日没の前に切り上げて、夕日は別の日の夕方に楽しむ。
- 日の入りが早い11〜2月は、日没後に出ても20時までに間に合いやすいので、夕日ドライブに向く。
貸出期間をどう設定するかは、ご予約の際にお決めください。予約サイトは日本語・英語・韓国語・繁体字中国語に対応しています。
返却前の給油
レンタカーは満タンで返却するのが基本です。那覇空港の周辺は、返却前のレンタカーでガソリンスタンドが混み合うことがあります。恩納村や読谷村、北谷町には給油できる場所が点在しているので、帰り道の途中で、時間に余裕があるうちに給油しておきましょう。
夕日ドライブのよくある質問
雨の日や曇りの日でも行く価値はありますか?
雲が厚いと、太陽が水平線に沈む瞬間は見えないことがあります。それでも、雲の切れ間から差す光や、日没後の空の色の変化が楽しめる日もあります。ただし、雨や強風で海が荒れる日は、断崖の景勝地は避けたほうが安心です。台風の接近時は、万座毛が閉館になることもあります。台風時の対応は、UMUIレンタカーの台風時の対応のページもご覧ください。
子どもや年配の方と一緒でも楽しめますか?
万座毛は遊歩道が整備されていて、一周20〜30分ほど。駐車場から近く、周辺活性化施設ではベビーカーや車いすの無料貸し出しもあります(万座毛と施設内のみ)。ただし、断崖の近くは風が強いことがあるので、お子さまの手を離さないようにしてください。
運転に慣れていなくても大丈夫ですか?
国道58号は道幅が広く、走りやすい道です。ただし、夕方は渋滞しやすく、暗くなると視界も悪くなります。慣れていない方は、明るいうちに目的地へ着くように出発を早め、日没後は無理のない範囲で帰りましょう。
夕日を見るためのドライブは、「どこへ行くか」と同じくらい、「いつ出るか」と「いつ戻るか」が大切です。日の入り時刻と万座毛の見学時間、那覇空港店の返却時間を確認して、余裕のある時間割を立ててみてください。UMUIレンタカーでは、那覇空港から無料送迎で店舗へご案内しています。恩納村の夕日めぐりのお供に、ぜひご利用ください。
※記事内の営業時間・料金などの情報は2026年10月時点のものです。日の入り時刻は国立天文台「各地のこよみ」の那覇の2026年の値です。施設の時間や料金は変更されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。所要時間は渋滞がない場合の目安です。
写真出典:Wikimedia Commons(CC0/CC BY-SA 2.0/CC BY-SA 3.0/CC BY-SA 4.0)。撮影者は各写真のキャプションに記載しています。



