
「沖縄本島を3泊4日でぐるっと回りたい。でも、南部・中部・北部をどう組み合わせれば無理がないの?」と迷っていませんか? 本島は南北に長く、那覇から北部の美ら海水族館までは高速道路を使っても片道2時間ほどかかります。行き先を欲張りすぎると、車の中で過ごす時間ばかりが増えてしまいます。
この記事では、那覇空港でレンタカーを借りて、1日目に南部、2日目に中部の西海岸、3日目に北部をめぐり、4日目に那覇へ戻って返却する3泊4日のモデルコースを紹介します。宿泊エリアの考え方、日ごとの移動時間の目安、給油のタイミング、返却時間の余裕まで、運転する人目線でまとめました。各エリアの詳しい情報は、すでに公開している記事へのリンクからご覧いただけます。
3泊4日コースの全体像をつかもう
4日間のモデルスケジュール
南部→中部→北部と、少しずつ北へ進み、最終日に那覇へ戻る「片道北上型」の流れです。南部は半日で回れる距離なので、到着日にぴったり。2日目は西海岸で夕日を見るところまでを一日の見せ場にし、3日目に北部へ入ります。
| 1日目(南部) | 那覇空港で車を受け取り → ニライカナイ橋 → 斎場御嶽 → 知念岬公園 → 那覇のホテル(泊1) |
|---|---|
| 2日目(中部) | 中部のビーチ → 残波岬 → 真栄田岬 → おんなの駅 → 万座毛で夕日 → 恩納村のホテル(泊2) |
| 3日目(北部) | 美ら海水族館 → 備瀬のフクギ並木 → 古宇利島 → 名護・本部エリアのホテル(泊3) |
| 4日目(北部→那覇) | 今帰仁城跡 → 瀬底島 → 沖縄自動車道で那覇へ → 給油 → 那覇空港店で返却 |
貸出期間は、受け取りの日から返却の日までの4日間です。予約の際に、到着便・出発便の時刻を見ながら貸出・返却の時刻を決めてください。料金は料金のページ、ご利用の流れはご利用の流れのページで確認できます。
宿泊エリアの考え方
宿は「毎日同じ場所に戻る」か「行き先に合わせて移る」かの二択です。北部まで往復すると、朝夕に高速道路や国道58号で数時間を使うことになるため、このコースでは行き先に合わせて宿を移す形にしています。荷物の出し入れは増えますが、そのぶん早朝の移動が短くなり、日没後の長距離運転を避けられます。
| 1泊目:那覇 | 到着日で疲れていても、市街地なので食事の選択肢が多く、翌日の出発も楽です |
|---|---|
| 2泊目:恩納村 | 万座毛で夕日を見たあと、暗い道を長く走らずに済みます(理由は後述) |
| 3泊目:名護・本部 | 名護市街はスーパーや飲食店、ガソリンスタンドが多く、本部町は美ら海水族館や瀬底島に近い |
ホテルによって駐車場の有無や料金、チェックイン時間が違います。車で泊まる前提で、予約の際に駐車場を必ず確認してください。
移動時間の目安
下の表は、各記事で確認した所要時間の目安です。いずれも渋滞がない場合の時間で、国道58号は夕方や週末に混みやすくなります。
| 那覇空港 → 南城市の中心スポット | 約40分〜1時間 |
|---|---|
| 那覇空港 → 万座毛 | 約1時間〜1時間15分 |
| 那覇空港 → 許田IC | 約1時間〜1時間15分(那覇IC〜許田ICは約57km) |
| 那覇空港 → 美ら海水族館 | 約2時間(高速道路利用) |
| 美ら海水族館 → 古宇利大橋 | 約30〜40分 |
| 本部町 → 万座毛 | 約50分 |
1日目:南部で海の絶景と世界遺産
那覇空港で車を受け取って出発
到着ロビーから無料の送迎で那覇空港店へ向かい、車を受け取ります。オンラインチェックインを事前に済ませておくと店頭での手続きが短くなり、そのぶん早く出発できます。那覇空港店は8:00〜20:00、年中無休です。
例えば昼前に空港へ着く便なら、12時半ごろ出発して、17時台に那覇のホテルに入る流れが組めます。
| 12:30 | UMUIレンタカー那覇空港店を出発 → 南城市方面へ |
|---|---|
| 13:30 | ニライカナイ橋(県道86号から国道331号へ下る) |
| 14:00 | 南城市地域物産館で斎場御嶽の入場券を購入 → 斎場御嶽(1時間〜1時間半) |
| 15:45 | 知念岬公園で久高島を眺める(30分ほど) |
| 16:30 | 物産館でおみやげ・軽食 → 那覇のホテルへ |
時刻は目安です。到着が遅い日は、ニライカナイ橋と知念岬公園を優先し、斎場御嶽は別の日に回す方法もあります。
ニライカナイ橋と知念岬公園

南城市のニライカナイ橋は、県道86号線の「つきしろ」方面から国道331号線へ下るように走ると、前方にずっと海を見ながら進めます。ただし、橋の上は駐停車できません。景色に気を取られてスピードが出やすいので、車間距離を十分にとって走りましょう。台風や荒天時は閉鎖されることがあります。
橋から車で約5分の南城市地域物産館のすぐ奥には、太平洋に突き出た知念岬公園があります。久高島が間近に見える、のんびり歩ける岬の公園です。物産館の駐車場に停めれば、歩いて回れます。
橋の走り方、知念岬公園の見どころ、昼食の取り方などは、南部の半日コースの記事で詳しく紹介しています。
斎場御嶽は入場券と休息日に注意

琉球王国最高の聖地とされる世界遺産の斎場御嶽は、入場券を御嶽の入口ではなく南城市地域物産館に併設の券売所で買います。券売所の最終販売は、3月〜10月が17:15、11月〜2月が16:45です。そして2026年は11月9日〜11日が休息日で、御嶽内に入れません(2027年は6月5日〜7日の予定)。旅行日が重なっていないか、出発前に必ず確認してください。
【2026年11月2日〜2027年1月5日は見学範囲が限られます】南城市の案内によると、この期間は排水路工事のため、斎場御嶽は入口の御門口(久高島遥拝所)までの入場となり、入場料は無料になる予定です。三庫理など奥の拝所までは入れないので、旅行日程が重なる方は南城市の最新のお知らせを確認してください。
| 住所 | 沖縄県南城市知念字久手堅(入場券は南城市地域物産館で購入) |
|---|---|
| 開館時間 | 3〜10月 9:00〜18:00(最終入館17:30)/11〜2月 9:00〜17:30(最終入館17:00) |
| 所要時間 | 50〜60分(入場券売場からの移動を含む公式の目安) |
| アクセス | 那覇空港から車で約1時間 |
肌の露出が多い服装は控えるよう案内されています。歩きやすい靴で行きましょう。
2日目:中部の海辺から西海岸の夕日へ
午前は中部のビーチでひと息

2日目は那覇のホテルを出発し、国道58号を北上します。午前中は、那覇市内から約30分の宜野湾のぎのわんトロピカルビーチ、または北谷のアラハビーチで海辺の時間をとるのがおすすめです。遊泳期間は、トロピカルビーチが10月30日まで、アラハビーチは2026年度は11月30日まで(11月の延長は未定)と案内されています。時期によっては遊泳できないので、旅行の月に合わせて、泳ぐ日なのか、散策やカフェで過ごす日なのかを決めておきましょう。
遊泳時間、駐車場、ハブクラゲ対策などは、那覇から1時間圏内のビーチの記事にまとめています。
残波岬・真栄田岬・おんなの駅
昼食をはさんで、読谷村の残波岬へ。琉球石灰岩の断崖が続く景勝地で、散策は自由、無料駐車場もあります。そこから国道58号を北上して、恩納村の真栄田岬、続いておんなの駅 なかゆくい市場へ。真栄田岬の駐車場は有料で、週末は混み合います。おんなの駅では、おみやげを先に選んでおくと、万座毛で景色に集中できます。
| 9:30 | 那覇のホテルを出発 → 国道58号を北上 |
|---|---|
| 10:30〜12:30 | 中部のビーチ(トロピカルビーチまたはアラハビーチ)と昼食 |
| 14:00ごろ | 読谷村・残波岬(30〜60分) |
| 15:30ごろ | 恩納村・真栄田岬(残波岬から約30分) |
| 16:30ごろ | おんなの駅で休憩(真栄田岬から約10分) |
| 17:15ごろ | 万座毛に到着(おんなの駅から約10分) |
この時刻は、日の入りが18時30分前後の日(3月初め〜中旬や9月中旬ごろ)を想定した例です。
万座毛で夕日、宿は恩納村に

象の鼻のような断崖が海へ突き出す万座毛は、西に開けた夕日の名所です。ただし、公式サイトにも万座毛の見学は日没までと明記されています。日没の1時間以上前には着いて、先に遊歩道を歩いておきましょう。観覧料は100円(小学生未満無料)、駐車場は無料です。
日の入りは国立天文台の那覇の値で、10月1日が18:16、11月1日が17:48、12月1日が17:37です。夏は19時を過ぎるので、同じコースでも時刻が大きく変わります。出発前に、旅行する日の日の入り時刻を確認してください。
夕日のあとは暗い国道58号を長く走らなくて済むよう、2日目の宿は恩納村周辺にするのがおすすめです。西日や、夕暮れの歩行者・自転車にも注意しましょう。季節ごとの日の入り時刻の表、夕方の渋滞、夜道の運転のコツは、万座毛と恩納村の夕日ドライブの記事をご覧ください。
3日目:北部で美ら海水族館と古宇利島
朝いちばんの美ら海水族館

3日目は、恩納村のホテルを朝8時ごろに出て、北部の沖縄美ら海水族館へ。本部町の海洋博公園内にあり、開館は8:30です。大水槽「黒潮の海」では、9:30にナンヨウマンタの食事の時間があります。館内の見学は2〜3時間が目安で、イルカショー(オキちゃん劇場、無料)は10:30・11:30・13:00・15:00・17:00の5回です。
海洋博公園の駐車場はすべて無料です。いちばん近い立体駐車場「P7」は高さ制限が2.3mなので、大きめの車は注意してください。入館料や休館日などの詳しい情報は、北部1泊2日ドライブの記事にあります。
| 住所 | 沖縄県国頭郡本部町石川424(海洋博公園内) |
|---|---|
| 開館時間 | 8:30〜18:30(入館締切17:30)※夏休みなどは延長あり |
| 入館料 | 大人2,180円、中人(高校生)1,440円、小人(小中学生)710円、未就学児無料 |
| 駐車場 | 海洋博公園の駐車場を利用(すべて無料) |
備瀬のフクギ並木と古宇利島

水族館から車で約5分の備瀬の集落には、フクギの並木道が続いています。集落の中は生活道路なので、車は入口付近の駐車場に停めて、30分〜1時間ほど歩いて散策しましょう。
午後は古宇利島へ。水族館から古宇利大橋までは車で約30〜40分、全長約2kmの橋は無料です。橋の上は駐停車禁止なので、写真を撮りたい場合は、屋我地島側の南詰展望所の無料駐車場を使ってください。島の高台の古宇利オーシャンタワーは10:00〜18:00(最終入園17:30)です。
夜は名護・本部エリアへ
古宇利島から名護市街や本部町の宿までは、車で30分ほどです。北部は街灯の少ない道も多いので、日が沈む前に宿へ着くように動きましょう。夕食の場所は、早めに決めておくと安心です。
北部は市街地を離れるとガソリンスタンドが少なくなります。3日目の夕方か、4日目の朝のうちに、名護市街で一度給油しておくと、4日目の移動がぐっと楽になります。
4日目:今帰仁城跡から那覇へ、返却まで
今帰仁城跡と瀬底島

最終日の朝は、世界遺産の今帰仁城跡から。名護市街から車で約30分、開城は8:00です。朝の空いている時間に、うねるような城壁を眺めながら1時間ほど歩きましょう。坂や石段が多いので、歩きやすい靴で行ってください。
そこから本部半島を南へ車で約20分、瀬底大橋を渡った先に瀬底ビーチがあります。伊江島を望む透明度の高い海で、遊泳期間は3月中旬〜11月下旬(予定)、駐車場は有料(普通車1日1,000円)です。泳がなくても、海を眺めて散歩するだけで十分楽しめます。

沖縄自動車道で那覇へ
瀬底島から許田ICまでは車で約40分。許田ICから沖縄自動車道に乗り、那覇ICまで下ります。那覇IC〜許田ICの普通車の通行料金は、ETC利用で1,040円、現金で1,610円(2026年10月時点)です。ETC割引は2027年3月31日までの予定で、ETC車載器の有無は車両によって異なります。ご利用の際は予約時にご確認ください。
許田ICから那覇空港までは約1時間〜1時間15分。途中の道の駅許田(8:30〜19:00)で、おみやげを買いながら休憩するのがおすすめです。
給油と返却時間の余裕
レンタカーは満タンにして返すのが基本です。那覇空港の周辺は、返却前のレンタカーでガソリンスタンドが混み合うことがあるので、給油は那覇に入ってすぐ、時間に余裕を持って済ませるのが安心です。
返却は各店舗のみで、那覇空港店で返却したあとは、空港まで無料送迎でお送りします。返却手続きと送迎の時間を考えて、飛行機の出発時刻の2〜3時間前に返却できるよう逆算しましょう。
| 8:00 | 名護・本部のホテルを出発(朝のうちに給油) |
|---|---|
| 8:30 | 今帰仁城跡(約1時間) |
| 10:15 | 瀬底島・瀬底ビーチ |
| 11:30 | 瀬底島を出発 → 許田ICへ(約40分) |
| 12:15 | 道の駅許田で昼食・休憩 → 沖縄自動車道で那覇へ |
| 13:45 | 那覇市内で給油 |
| 14:30 | 那覇空港店で返却 → 無料送迎で空港へ(17:30発の便の例) |
3泊4日ドライブを楽にするコツ
天気が崩れたときの順番の入れ替え
沖縄は天気が変わりやすく、台風の時期は予定どおり動けないこともあります。ニライカナイ橋や万座毛は、台風や荒天時に閉鎖・閉館されることがあります。雨の日は、屋内の美ら海水族館を前倒しにする、日没の見られない日は夕日の予定を別の日にずらす、といった入れ替えがしやすいように、予備の時間をつくっておきましょう。台風時のUMUIレンタカーの対応は台風時の対応のページにまとまっています。
荷物と車内の扱い
宿を3回移る行程では、スーツケースの出し入れが増えます。観光中は貴重品を車内に置いたままにせず、荷物は見えない場所にまとめておきましょう。海に入ったあとは、シャワーで砂と塩分を落とし、濡れたまま乗らないようにしてください。汚損などの補償については補償についてのページをご覧ください。
給油はこまめに
給油のタイミングは、2日目は恩納村や読谷村、北谷町の途中で、3日目から4日目は名護市街で、4日目は那覇市内で返却前に、の3回が目安です。半分を切ったら早めに入れる、と決めておくと、慣れない道でも残量を気にせず走れます。
3泊4日モデルコースのよくある質問
日程を2泊3日に短くできますか?
短くする場合は、中部(2日目)を削って、南部と北部を別の日に回すのがいちばん簡単です。南部の半日コースは到着日の午後、北部は1泊2日ドライブとして組めます。
運転に慣れていなくても大丈夫ですか?
沖縄自動車道や北部の国道58号は道幅が広く、比較的走りやすいルートです。気をつけたいのは、那覇市内の朝夕の渋滞と、時間帯によって一般車が走れないバスレーンです。標識をよく確認して走りましょう。
4日目に海で泳ぐ時間はありますか?
瀬底ビーチは遊泳期間内なら泳げますが、返却時間から逆算すると、泳ぐ時間は短めになります。時間が足りない場合は、散歩と写真だけにとどめて、泳ぐのは2日目のビーチにするのがおすすめです。
3泊4日あれば、本島の南から北まで、それぞれ違う顔の沖縄を車でめぐれます。大切なのは、日ごとに「どこまで行くか」と「どこで泊まるか」を決めておくことです。UMUIレンタカーでは、那覇空港から無料送迎で店舗へご案内しています。本島周遊の旅の足に、ぜひご利用ください。
※記事内の営業時間・料金・遊泳期間などの情報は2026年10月時点のものです。変更されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。所要時間は渋滞がない場合の目安です。日の入り時刻は国立天文台「各地のこよみ」の那覇の2026年の値です。
写真出典:Wikimedia Commons(CC BY 2.0/CC BY 4.0/CC BY-SA 2.0/CC BY-SA 3.0/CC BY-SA 4.0)。撮影者は各写真のキャプションに記載しています。



