
「セルフのガソリンスタンドって、自分で全部やるの? どこでレシートをもらえばいいの?」――海外から来られた方はもちろん、普段は車に乗らない日本の旅行者の方からも、よくいただく不安です。レンタカーは満タンにして返すのが基本なので、旅の最後に必ず一度はガソリンスタンドに寄ることになります。
この記事では、日本のセルフ式ガソリンスタンドの使い方を、支払い方法の選択から油種の見分け方、静電気の除去、給油、レシートの受け取りまで順番に整理しました。あわせて、スタッフに給油を頼む「フルサービス」の使い方、UMUIレンタカーの返却時の給油ルール、給油所が少なくなる沖縄本島北部のドライブでの注意点もまとめています。手順は消防局など公的機関の案内で確認できる範囲で書いています。
日本のガソリンスタンドの基本

「セルフ」と「フルサービス」の2種類がある
日本のガソリンスタンドには、お客さん自身が給油する「セルフ式」と、スタッフが給油してくれる「フルサービス(有人)」の2種類があります。「セルフ」と大きく書かれた看板があればセルフ式です。セルフ式では、お客さんが自分で車の燃料タンクに給油します。ほとんどの場合、スタッフは常に横についているわけではなく、計量機(給油機)の近くから見守る形です。
初めてだと緊張しますが、手順は決まっています。画面の案内に沿って進めれば、数分で終わります。
レンタカーは「満タン返し」が基本
日本のレンタカーは、借りたときと同じ状態、つまり燃料を満タンにして返すのが一般的なルールです。UMUIレンタカーも同じで、返却店舗の近くのガソリンスタンドで満タンにしてからお返しいただきます(詳しくは後半の「UMUIレンタカーの返却時の給油ルール」をご覧ください)。
返却当日にあわてないよう、どんな手順なのかを事前に知っておくと安心です。
セルフスタンドの使い方:入店から給油まで

停車と給油口の確認
まず、給油口が計量機の側に来るように車を止めます。日本の車は、給油口が右側にある車も左側にある車もあります。給油口の位置は、燃料計のそばにある小さな矢印のマークで分かるのが一般的です。
広島市消防局の案内では、給油の前にパーキングブレーキをかけてエンジンを止め、車内のレバーなどで給油口を開けること、車から降りるときはドアと窓を閉めることが示されています。給油中はエンジンを止めるのが大切です。ガソリンの蒸気に引火するおそれがあるためで、スタンド内での喫煙や火の使用も禁止されています(横浜市消防局の案内)。
支払い方法と油種を計量機で選ぶ
計量機にはタッチパネルのついた画面があり、案内に沿って「支払い方法」「油種」「給油量」を選びます。支払い方法の選び方や、給油の前に払うのか後で払うのかは、スタンドや機械によって違う場合があります。画面と計量機に表示された方法や注意事項をよく読み、分からないときは計量機の近くにあるインターホンでスタッフに確認してください。広島市消防局の案内でも、設備によって取り扱いが異なる場合があるので、不明な点はインターホンなどで監視者に確認するよう示されています。
現金で払うか、クレジットカードなどで払うかは、画面の選択肢から選びます。使える方法は店ごとに違うので、カードを使いたい方は、店先の表示や画面で確認しておくと安心です。「満タン」で給油するときは、画面で満タンに当たる項目を選びます(表示の名前は機械によって違います)。
静電気を取り除いてから給油する
セルフ式でいちばん大切なのが、静電気の除去です。給油口のキャップを開ける前に、静電気除去シートに触れて、体の静電気を逃がします。広島市消防局の案内では、シートがない場合は車の金属部分に触れるよう示されています。冬など空気が乾燥した時期は、静電気がたまりやすいので特に気をつけてください(横浜市消防局の案内)。
そのうえで、次の順に給油します。
- 選んだ油種のノズルを取り出す(色については次の章を参照)
- ノズルを止まるところまで、しっかり奥まで差し込む
- レバーを止まるところまで引いて給油する
- 自動で止まったら、それ以上は注ぎ足さない
- ノズルを元の場所に確実に戻し、給油口のキャップを閉める
給油が早く止まってしまってうまく入らないときは、無理をせず、スタッフに相談してください。給油は必ず大人が一人で行い、子どもが給油口の近くに近づかないよう気をつけます(広島市消防局の案内)。なお、最近の車に多い「キャップレス」タイプの給油口は、吹きこぼれやすいので、ノズルをしっかり差し込み、ゆっくり給油を始めるよう横浜市消防局が案内しています。
レシートを必ず受け取る
給油が終わったら、計量機の画面の案内に従って、レシート(領収書)を受け取ります。UMUIレンタカーでは返却のときにレシートの提示をお願いしているので、給油時のレシートは必ず受け取って、返却のときに店舗へ見せましょう。
油種の見分け方と誤給油を防ぐコツ
ノズルの色で「レギュラー」を見分ける
日本のガソリンスタンドの給油ノズルとホースは、油種によって色が分かれています。広島市消防局の案内では、次の色分けが示されています。
| 赤 | レギュラーガソリン |
|---|---|
| 黄 | ハイオクガソリン |
| 緑 | 軽油(ディーゼル車用) |
| 青 | 灯油(注油設備のもの。車の燃料ではありません) |
レンタカーの燃料は車種によって違うことがあります。色だけで判断せず、計量機の画面や表示の文字も一緒に確認してください。スタンドによって並び方や表示が異なる場合もあります。
自分が借りた車の燃料の種類を確認する
給油する前に、必ず車の燃料の種類を確認しましょう。広島市消防局の案内でも、車の燃料の種類を確認して給油する油種を指定するよう示されています。給油口のふた(給油口の内側)に、燃料の種類が書かれている車が多くあります。見つからないときは、お借りするときにスタッフへ「この車の燃料は何ですか」と聞いておくのが確実です。
ハイブリッド車でも、燃料はガソリンです。電気自動車(EV)は、給油ではなく充電になります。
誤給油は補償の対象外になります
入れる油の種類を間違えると、エンジンの故障につながるおそれがあります。UMUIレンタカーの補償ページには、燃料の誤給油は、保険・補償制度の適用外と記載されています。もし間違えたと気づいたら、エンジンをかけずに、すぐスタンドのスタッフとUMUIレンタカーに連絡してください。
誤給油の対応や費用の詳しい扱いは、UMUIレンタカー公式サイトの補償ページと貸渡約款をご覧ください。迷ったときは、給油する前に聞くのがいちばん安全です。
フルサービスのスタンドの使い方
スタッフに伝えること
フルサービス(有人)のスタンドでは、車を止めると、スタッフが近づいてきて声をかけてくれます。伝えることは多くありません。
- 油種:「レギュラー、満タンでお願いします」
- 金額で頼むとき:「レギュラーを2,000円分お願いします」
日本語が不安なときは、「Regular, full tank, please」と英語で伝えたり、スマートフォンの画面に「レギュラー 満タン」と表示して見せたりしても伝わりやすくなります。給油口は、車の中のレバーで事前に開けておくとスムーズです。レンタカーの燃料の種類を聞かれたら、給油口のふたに書かれた表示を見せてください。
支払いは、給油のあとにスタッフのいる場所か車の横で行います。レシートは、忘れずに「レシートをください」と伝えて受け取ってください。
セルフ式で困ったとき
セルフ式でも、計量機の近くにはインターホンがあります。ボタンを押せば、スタッフが画面などで状況を見て、声で教えてくれます。やり方が分からないときや、機械がうまく動かないとき、給油が途中で止まってしまったときは、自分で何とかしようとせず、インターホンを使ってください。
UMUIレンタカーの返却時の給油ルール

返却店舗から2km圏内で満タンに
UMUIレンタカーの「ご利用の流れ」ページには、返却について次のとおり記載されています。
| 燃料 | 返却店舗の2km圏内のガソリンスタンドで満タンにして返却 |
|---|---|
| レシート | 給油時の領収書(レシート)を店舗に提示 |
| 返却時間 | ご返却予定時間までに返却店舗へ |
つまり、返却する店舗の2km圏内のスタンドで満タンにして、そのレシートを店舗に見せるのがルールです。返却する店舗は、那覇空港店とおもろまち店のそれぞれ。給油するスタンドが、返却店舗から離れすぎていないかを、地図アプリなどで確認しておきましょう。
満タンで返せないときの精算
やむを得ず満タンで返却できない場合は、別に定める距離計算による精算になります。ご利用の流れのページには、この場合は実際の給油金額より割高になると記載されています。また、貸渡約款には、燃料が満タンでない場合は、当社が別に定める規定に従って算出した燃料代を支払うと定められています。
割高な精算を避けるためにも、返却前にスタンドへ寄る時間を、旅の予定に入れておきましょう。
空港周辺は混み合うことがあります
那覇空港の周辺は、返却前のレンタカーでガソリンスタンドが混み合うことがあります。UMUIレンタカー那覇空港店の営業は8:00〜20:00、おもろまち店は9:00〜18:00です。フライトの時間が決まっている方は、返却店舗に着く予定時刻から逆算して、給油の時間にも余裕を持たせてください。具体的なスタンドの名前や営業時間は、変わることがあるため、ここでは紹介しません。出発前に、地図アプリで返却店舗の2km圏内のスタンドを探しておくと安心です。
北部ドライブでの給油計画

北部は市街地を離れると給油所が少なくなる
沖縄本島北部をドライブするときは、給油の計画が大切です。当ブログの北部1泊2日の美ら海水族館・古宇利島モデルコースでも紹介しているとおり、北部は市街地を離れるとガソリンスタンドが少なくなります。名護市街はスタンドや飲食店が多いので、1日目の夕方か2日目の朝に、ここで一度給油しておくと安心です。
国頭村や辺戸岬方面へ向かう日帰りコースを紹介したやんばる日帰りドライブの記事でも、国頭村より北は給油所が少なくなるため、北部に入る前に名護市街でいちど満タンにしておくよう案内しています。
給油のタイミングの目安
燃料の残りが少なくなってから探すのではなく、北部に入る前に名護市街で満タンにしておくのが基本です。燃料計の残りが半分を切ったら、次に見かけたスタンドで入れておく、というくらいの余裕を持つのがおすすめです。

夜は、営業を終えているスタンドもあるため、日が暮れる前に給油を済ませておきましょう。
返却日は時間から逆算する
北部から那覇までは、交通状況によって3時間前後かかります。そこに給油と休憩の時間も加わります。最後に北部から那覇方面へ戻るときは、那覇に入る前の沿道か名護市街で給油を済ませておくと、返却のときに慌てずに済みます。返却予定時間を過ぎると超過料金が発生することがあるので、変更がある場合は事前に店舗へ連絡してください。
よくある質問
クレジットカードや現金は使えますか?
支払い方法はスタンドや機械によって違います。計量機の画面や、店先の表示で使える方法を確認してください。不明なときは、インターホンで聞くのがいちばん確実です。
レシートをなくしてしまいました。どうすればいいですか?
UMUIレンタカーでは、給油時の領収書(レシート)の提示をお願いしています。なくしてしまった場合は、返却のときにスタッフへ正直に伝えて、対応を相談してください。
満タンの目安はどれくらいですか?
給油ノズルが自動で止まったところが、満タンの目安です。止まったあとに注ぎ足すと、吹きこぼれるおそれがあるので、やめましょう。
給油のやり方が分かれば、旅の終わりも落ち着いて迎えられます。分からないことがあれば、借りるときにUMUIレンタカーのスタッフに、車の燃料の種類や返却のしかたを聞いてみてください。那覇空港店では空港からの無料送迎も行っているので、給油を済ませて返却したあとも、空港までスムーズにお戻りいただけます。
※記事内の情報は2026年10月時点のものです。給油の手順は広島市消防局・横浜市消防局の案内にもとづく一般的なもので、スタンドや機械によって異なる場合があります。返却時の給油ルールはUMUIレンタカー公式サイト(ご利用の流れ・補償・貸渡約款)の記載にもとづきます。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
写真出典:Wikimedia Commons(CC BY 2.0/CC BY 3.0/CC BY-SA 4.0)。撮影者は各写真のキャプションに記載しています。



